まるみの妊活ブログ

着床障害検査からのアスピリン投薬で2回妊娠しました

杉ウイメンズクリニック 検査結果

杉ウイメンズクリニックでの検査結果です。

初診のときに子宮内動脈が硬いというのは判明していましたが、

血液検査はどうだったのでしょうか。はてさて。

 

検査結果はプリントにまとめてくれていました。

私は・・・

まず

・抗第XII因子抗体 IgG, IgM (ウェスタンブロット法)

・抗プロテインS抗体 IgMウェスタンブロット法)

これらに引っかかりました。

 

よくある「活性」ではなく「抗体」。

杉さん以外ではイギリスの研究所でしかしていない検査だそうです。

 

抗第XII因子抗体、抗プロテインS抗体について

杉ウイメンズクリニック 新横浜:不育症・習慣流産・子宮内胎児 死亡・死産|インフォメーション|

 

要するに、この抗体の値が高いと着床しづらいと。

ただ、私はこれらは「 ± (弱陽性) 」か「 1+ 」だったので、

これが着床障害の原因だ!!という感じではありませんでした。

 

しかし、

・抗フォスファチジルセリン・プロトロンビン複合体抗体 IgG

これの値がとても高かった!

 

フォスファチジルセリン・プロトロンビン複合体抗体について

杉ウイメンズクリニック 新横浜:不育症・習慣流産・子宮内胎児 死亡・死産|院長コラム|

 

この長い名前の検査項目、検索してもあまり情報がないのですが、

これが高いと抗リン脂質抗体陽性ってことらしいですね。

15以下が基準値なのに私は110!

 

ということで、どうやら私は、

子宮内動脈が硬いのと、抗リン脂質抗体の異常により

いままで着床しなかったらしいということがわかりました。

 

そして、どちらに対しても、アスピリンとユベラの投薬が有効というお話でした。

 

アスピリンバファリンですよね。

もちろん、バファリンそのものではなく、

低用量の、バイアスピリン100mgが処方されました。

 

アスピリンは血液を固まりにくくする作用があり、

血液サラサラの薬」とよく聞きます。

東大病院では「血液サラサラ」といって「エパデール」を処方されましたが、

杉の看護師さんによると効果は違うものだそうです。

 

抗リン脂質抗体症候群アスピリンを内服って

不育症のイメージなんですが、

不育症の方は高温期の中間から投薬を開始するのに対して、

着床障害の場合は生理の5日目から飲み始めます。

リセットしたら中止し、妊娠した場合は35週までずっと飲み続けます。

 

妊娠中の低用量アスピリン療法に関して、

胎児に対するリスクは否定されていて、

ただ、妊娠末期は胎児心臓に影響が出る可能性があるため、

35週までとしているそうです。

 

ユベラはビタミンEのことで、

サプリではなく医療用の処方になり、

50mgを朝昼晩2錠ずつと、結構な量を飲みます。

これも生理の5日目から、10週くらいまで飲み続けます。

 

アスピリンとユベラですが、

最高100日分だったかな?長い日数分処方してもらえます。

杉さんはおそらく遠方からくる方も多いので、

そういった配慮をしてくれているのだと思います。

 

アスピリンは血液を固まりにくくするので、

出血した場合に血が止まらなくなることがあります。

そのため、アスピリン服用中は採卵は禁止と言われました。

採卵って針刺しますからね。

さいわい私は凍結胚が残っていましたが、

そうでない方は採卵後に受精卵を凍結し、

次の周期でアスピリンを内服して移植という流れになります。

 

また、私は、抗プロテインS抗体などはそんなに高い数値ではなかったものの、

フォスファチジルセリン・プロトロンビン複合体抗体の値がとても高かったので、

先生に「もしかしたらヘパリンもした方がいいかも」と言われました。

ヘパリンは毎日自己注射になる上、

お金がとてもかかるし( 最低37万?)、

産院もヘパリンに対応してくれる大きい病院しか選択できなくなるそうです。

ヘパリンは妊娠5週から開始になるので、

とりあえず保留にして考えておくことにしました。

 

抗リン脂質抗体陽性・・・。

この日初めて知った自分の状態ですが、

原因が気になったので看護師さんに聞いてみました。

運動不足で血行不良なのかなーとか呑気に思ったんですが

それは関係なく、原因ははっきりわかってはいないそうです。

ただ、看護師さんが見ていると20代よりも30代、40代の人に多いとのこと・・・

年齢か!

 

抗リン脂質抗体症候群だと、血栓ができやすいってことで、

脳梗塞とかのリスクが高そうですよね。

今後注意していかなくてはと思いました。

 

今回、着床障害の原因らしき症状が判明しました。

アスピリンを飲みながら解凍ETにチャレンジします。